YURICO. FANTASIA
開催日時 | 2022年11月14日(月曜)19:00開演 |
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会場 | ルーテル市ヶ谷センターホール URL : ルーテル市ヶ谷センターホールホームページ |
交通 | JR総武線 市ヶ谷駅 地上出口より徒歩7分 都営地下鉄新宿線 市ヶ谷駅 A1出口より徒歩7分 東京メトロ南北線 / 東京メトロ有楽町線 市ヶ谷駅 5・6出口より徒歩2分 URL : ルーテル市谷センターホール アクセスマップ |
入場料 | 一般:3,500円 / 学生:2,000円 (全席自由) |
お申し込み / お問い合わせ |
山本百合子友の会で、チケット発売をいたしております。 |
曲目 | ◆J.S.バッハ 平均律 第1章より「プレリュード」BWV854 ◆ベートーヴェン 幻想曲風ソナタ 第13番 Op.27-no.1 幻想曲風ソナタ 第14番「月光」 Op.27-no.2 ◆シューマン 「アラベスク」Op.18 ◆クララ・シューマン 「つかの間の小品」Op.15 ◆シューマン 「子どもの情景」Op.15 |
ご案内 | 錦秋の頃、ルーテル市ヶ谷センターホールにて、ピアノリサイタルを開催いたします。 オープニングは、J.S.バッハ(1685年〜1750年)の平均律第1巻よりBWV854の「プレリュード」を演奏いたします。ある朝、窓を開けると爽やかな風が入ってきて優しい気持ちになるような、そんなプレリュードです。 次に、ベートーヴェン(1770年〜1827年)の、2つの「幻想曲風ソナタ」第13番と第14番をお聴きいただきます。ベートーヴェン初期の意欲的な2曲です。即興的で、どちらのソナタも各楽章の間に区切りがなく、全楽章を通して大きな単一楽章のような構成になっています。あとに続くロマン派の時代を早くも予感するような、ロマンチックで大胆な作風が魅力的です。全32曲のベートーヴェンのピアノソナタのなかで、この連番の2曲のみ、「幻想曲風」と自らタイトルに書き記しており、ぜひ、並べてお聴きいただきたいと思い、私の初めての取り組みです。 後半は、ドイツ・ロマン派の代表的作曲家シューマン(1810〜1856)の「アラベスク」をお聴きいただきます。「アラベスク」というタイトルで作曲したのはシューマンが初めてとのことです。アラビア風という意味で、アラビアの建築や工芸の装飾的なニュアンスを表していて、優美で繊細な小品です。 続いて、シューマンの妻であり、当時ヨーロッパ随一の女性ピアニストでもあった、若きクララ・シューマン(1819〜1896)の「つかの間の小品」を演奏いたします。この小品は、このあとに演奏いたしますシューマンの「子どもの情景」と深いかかわりがあります。青年シューマンが、クララへの恋心を込めて書き上げた13曲の小品からなる「子どもの情景」の第7曲目「トロイメライ」(夢見る想い)に対して、そのお返事のような気持ちで書かれたクララの小品です。 最後に演奏いたしますシューマンの「子どもの情景」は、13曲それぞれに、子どもの頃の思い出を呼び起こすようなタイトルが付いており、精緻で繊細なテクニックを求められる名曲です。 シューマンは、「子供の情景」に寄せてこんな言葉を記しています。 会場でお目にかかれますことを、心よりお待ちいたしております。 百合子 |