YURICO. 紺碧の世界
開催日時 | 2022年5月26日(木曜)19:00開演 |
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会場 | ルーテル市ヶ谷センターホール URL : ルーテル市ヶ谷センターホールホームページ |
交通 | JR総武線 市ヶ谷駅 地上出口より徒歩7分 都営地下鉄新宿線 市ヶ谷駅 A1出口より徒歩7分 東京メトロ南北線 / 東京メトロ有楽町線 市ヶ谷駅 5・6出口より徒歩2分 URL : ルーテル市谷センターホール アクセスマップ |
入場料 | 一般:3,500円 / 学生:2,000円 (全席自由) |
お申し込み / お問い合わせ |
山本百合子友の会で、チケット発売をいたしております。 |
曲目 | ◆クープラン 「百合の花」 ◆ドビュッシー 「ベルガマスク組曲」 ◆ ブラームス 3つの間奏曲 Op.117 ◆ベートーヴェン ピアノソナタ 第23番「熱情」 Op.57 |
ご案内 | 眩しい光が溢れる頃、ルーテル市ヶ谷センターホールにて、ピアノリサイタルを開催いたします。 オープニングは、バロック時代のフランスの作曲家クープラン(1668年〜1733年)の小品「百合の花」をお聴きいただきます。クープランは、ブルボン朝の太陽王と言われたルイ14世に見いだされ、ヴェルサイユ宮殿のオルガニストでもありました。220曲もの小品からなるクラヴサン(チェンバロ)のための曲集を残しましたが、詩的で空想的な題名が多く、「百合の花」も優雅で多彩な装飾音が特徴です。 続いて、19世紀後半のフランスの代表的作曲家ドビュッシー(1862年〜1918年)の傑作「ベルガマスク組曲」を演奏いたします。“プレリュード”“メヌエット”“月の光”“パスピエ”の4つの小品で構成されています。18世紀フランスのクラヴサンの作品に通じるような洗練された繊細な美しさと、モダンピアノならではの色彩豊かな情緒に溢れています。 後半は、ドイツの作曲家ブラームス(1833年〜1897年)の「3つの間奏曲」Op.117 です。ブラームスは晩年ウィーンで過ごし、避暑地バート・イシュルにて作曲しました。この3曲は「自分の苦悩の子守歌」だ、と言っており、ブラームス自身この呼び方が気に入っていたそうです。内省的で諦観するような深い愛情と安らぎを感じます。 最後は、ドイツに生まれウィーンで活躍したベートーヴェン(1770年〜1827年)の、ピアノ・ソナタ 第23番「熱情」Op.57をお聴きいただきます。ベートーヴェン中期、「傑作の森」と言われる時期に作曲され、交響曲第3番「英雄」や第5番「運命」と同じ頃に書かれました。このピアノ・ソナタ「熱情」の第1楽章には有名な“運命の動機”タ・タ・タ・ターンが用いられています。第2楽章は敬虔な“祈りの調べ”の変奏曲、第3楽章は情熱に満ちて力強く突き進んでいきます。 普遍的な祈りと生命力に溢れた音楽のエネルギーが宇宙まで届くような、「紺碧の世界」をイメージして選曲いたしました。 会場でお目にかかれますことを、心よりお待ちいたしております。 百合子 |