山本百合子 「 〜 Shall we dance? 〜

開催日時 2015年5月27日(水曜) 19:00開演 
会場 ルーテル市ヶ谷センターホール
URL : ルーテル市ヶ谷センターホール
交通 ◎JR 総武線 地上出口 徒歩7分
◎都営地下鉄 新宿線 A1 出口 徒歩7分
◎東京メトロ 有楽町線 5,6番出口 徒歩2分
◎東京メトロ 南北線 5,6番出口 徒歩2分
URL : ルーテル市ヶ谷センターホール
入場料 3,000円 (全席自由)

お申し込み / お問い合わせ

山本百合子友の会 : 042-339-0321
メールでのお申し込み・お問い合わせ : お問い合わせページ
曲目

◆J.S.バッハ / J.S.Bach

「シチリアーノ」 (ケンプ編) BVW1031
"Siciliano" by kempff

◆ショパン / Chopin

「マズルカ」 Op.17-4
"Mazurka"

「英雄ボロネーズ」Op.53
Polonaise"Héroĭque"

「ワルツ」 Op.64-2
"Waltz"

「スケルツォ」 No.2 Op.31
"Scherzo"

◆フォーレ / Fauré

「シチリアーノ」
"Sicilienne"

「夢のあとに」
"Aprés un rêve"

◆ラヴェル / Ravel

「メヌエット」
"Menuet"

「亡き王女のためのパヴァ−ヌ」
"Pavane pour une infante déŕunte"

◆ストラヴィンスキー / Stravinsky

「べトルーシュカ」からの3章
"Pétrouchka"

エッセイ

― Shall we dance? ―

バッハの“シチリアーノ”から始まり、プログラムの前半は、ピアノの詩人ショパンの
ピアノ作品 ― ポーランド舞曲のマズルカと「英雄ポロネーズ」、ワルツ、そしてスケルツォ第2番です。

このスケルツォは、煌めくような美しいワルツの集大成のように感じます。
ショパンの作品は、どれもが舞曲のリズムを持っていながら、楽しいダンスだけに終わらず、
深い繊細なショパンの心の詩が聞こえてくる思いがいたします。

後半は、フルートや声楽またはチェロのために書かれた曲、そしてオーケストラの曲を、
ピアノで表現いたします。

舞台は、19世紀末から20世紀にかけてベル・エポック時代のパリ。
フォーレの“シチリアーノ”― これはフルートで演奏される曲で、
「ペレアスとメリザンド」というオーケストラの曲のなかでふたりの愛を語る場面で演奏される名曲です。

同じくフォーレの“夢のあとに”― 原曲は声楽の曲で、詩の中では、夢で出会った美しい女性との幻想的な愛が描かれ、夢から覚め現実に残された男の哀しみのうたです。
チェロやヴァイオリンでよく演奏されるものです。

それからラヴェルの「クープランの墓」から“メヌエット” ― ラヴェルの数あるメヌエット作品の中で最高傑作です。そして“亡き王女のためのパヴァーヌ”。
いずれもピアノのために書かれたものが、オーケストラに書き直され親しまれてきた曲です。

最後に、20世紀の大作曲家ストラヴィンスキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」からの3章、“ロシアの踊り”“ペトルーシュカの部屋”“謝肉祭の市場”です。

ストラヴィンスキーの「火の鳥」「春の祭典」と並ぶ3大バレエのひとつです。
賑やかなお祭りの日、魔術師に命を吹き込まれた3つの人形
― わら人形のペトルーシュカ、美しい踊り子、荒々しいムーア人 ― が、踊り始めます。
魂を持ったペトルーシュカが、踊り子に恋をし、魔術師の支配に苦しみ、閉じ込められた感情を訴える“ペトルーシュカの部屋”は秀逸です。
オーケストラの色彩あふれる音色と、躍動するリズムの祭典をピアノ演奏でぜひ、お楽しみください。